タイトルの通り、CFカードスロットルのピン折れで修理に出したと言うお話です。
キヤノンさんのウェブ概算見積もりでは『22,032円』となっていたのですが、結果は『15,622円』で済ませることができました。
ラバーの張替え(有償)もついでに行ってます。
修理にかかった期間は15日間でした。(修理に出して自宅に届くまで)
途中で土日祝日が4日挟んできることと、当方沖縄県の為、輸送に往復で4日程度はかかっているかと思います。
今までニコン以外は、すべて『カメラのキタムラ』さん経由でお願いしてましたが、今回は経験も兼ねてキヤノンさんへ直接修理をお願いしてみました。
時系列でまとめてみたいと思います。
修理費用につきましては、機種や状況,料金体系の変更などにより変わってくると思います。
参考程度にしてください。
事件発生!
とあるインターネットオークションサイトにてカメラを落札した際に、ソレは起こった。
手頃なCanon / EOS 5D Mark IIが目に入ったので、入札してみました。
オークションページによるとコンディションは悪いわけでもなさそうだし、「使ってみてしっくり来なければ売却しよう。そしたら金額的にもそこまでマイナスになることはないかな。」と思ったわけですよ。
うまい具合に落札でき、商品も無事手元に届きました。
電源ON-OFFも問題なし。シャッターも切れるし、ざっと触ったMENU画面にも異常はなさそうだ。
忙しいタイミングだったのもあり、あまり詳しく確認せずに出品者へ受取通知をして、本取引は終了となりました。
その後バタバタしていて、1週間ほどカメラを触る時間が作れず。
私事も落ち着き、さぁ使ってみようという時、ことの事態に気づいた。
「・・・あれ?CFカードが読み込めないんだけど。」
画面にCFカードが読み込めませんとの表記。
いやいや今まで使ってきているCFカードなんだから、読み込めない訳ないでしょ。
覗き込んでみると「ん?ピン・・・が折れてる?」
急いで出品者に連絡するも、知らぬ存ぜぬ。
「ノークレーム、ノーリターンで。」
しっかり梱包されていたので、輸送中のトラブルは考えにくい。
ダメ元で運送会社さんに相談してみるも、『当時のダンボールや梱包資材も破棄されていて手元にない為、検証のしようがありません。』との結果でした。そりゃそうだ。
もちろん、私が差し込んだCFカードのせいでピンが折れた可能性も否定できません。
(ちなみにCFカードは今でも他のカメラで使用しており、問題なしです。)
まぁ、、、仕方ない。
潔く諦めて、キヤノンサービスセンターへ修理に出すことにしました。
申し込みはインターネットから
キヤノンサポートページからの申し込みです。
機種や症状などを選択していき、どんどん進んでいくと概算の見積額が自動で算出されます。
ドキドキの瞬間です。
概算の見積書を出すのに、登録や費用が発生するなんてことはありません。
概算の見積書を見て、修理に出そうと判断されるのであれば、次へ進んでください。
その後、分かる範囲で症状を記載して送信ボタンを押すと、修理の申し込みが完了です。
実際の見積額を算出した時の連絡方法について、メールと電話で選ぶことができるのは何気に助かります。(私は電話に出ない派なので。)
今回は『上記、目安修理料金までなら見積り連絡不要』を選びました。
所どころで「あなた、キヤノン会員(CANON iMAGE GATEWAY)ですかぁ?」と聞かれますが、キヤノン会員でなくても修理の申し込みは可能です。
キヤノン会員でない方は、「いえ、違います」と伝えてあげましょう。
ただキヤノン会員(CANON iMAGE GATEWAY)に登録していると様々なサービスを受けられるので、キヤノンユーザーならご登録をお勧めします。
会員になるには、登録できる機種をお持ちであることが条件となります。登録に関する費用は無料です。
らくらく修理便が便利
資材や往復送料を含めて1,620円です。(税込。執筆現在)
私の住んでいる沖縄県には、キヤノンサービスセンターがありません。
私が持ち込む方法も考えたのですが、飛行機で海を渡る必要があります。
LCCを利用すると考えても、らくらく修理便を利用した方が安くつきます。
輸送するにしても、送料や梱包資材の代金,時間と手間を考えると、らくらく修理便の一択です。
申し込みをするとあらかじめ希望していた時間帯に、配達業者さんが来てくれます。
ダンボールの中にはプチプチがすでに準備されているので、その場でカメラを入れてお渡しするだけです。超お手軽。
あとはキヤノンさんからの連絡を待つのみ。
キヤノンフォトサークルに入るべきか否か
先ほどのCANON iMAGE GATEWAY会員とは別で、キヤノンフォトサークル会員というものもあります。
こちらは年会費が5,400円(税込。執筆現在)掛かるのですが、会員になるとなんと『修理費用が20%OFF』になるのです!
今回の修理のために会員になろうか迷いましたが、結果見送りました。
計算して見ると、27,000円以上の年間修理費用が掛かるのであれば、年会費の元が取れる算定です。
もちろん修理費OFF以外のサービスがたくさんあるので、キヤノンユーザーにはメリット盛りだくさんだと思うのですが、そもそも私のメイン機はニコンです。
修理費用のためだけに会員になるのは無しかな。という結論に至りました。
サービス自体はとても魅力的です。
修理の見積もりが来る
『上記、目安修理料金までなら見積り連絡不要』としたにも関わらず、連絡が来ました。
「えっ、てことは修理費が高くなるってこと?」と恐る恐るメールを開いてみると、「その汚ねぇラバーも替えた方がいいんじゃん?」という案内でした。
クロスセルとは、商品の購入時に関連する他の商品も紹介することで、客単価を上げていく営業活動のこと。
ラバーの張り替え部品代は700円。
普通修理の範囲内なら、何点部品を交換しても技術料金は同じです。
この際なのでラバーもついでにお願いすることにしました。キヤノンさんやりますね。
メール内容にそって『修理進行』手続きを取らないと、以降の修理作業が進みません。
忘れずに進行手続きをとりましょう。
後日、とつぜん商品が届く。
『修理が終わりましたよ』とか『発送しましたよ』のメールは来ません。
びっくりサプライズでとつぜん帰ってきます。代引きで。
ちなみにキヤノンのログイン画面上では、経過を都度チェックできるそうです。
発送後の追跡番号案内は見つかりませんでした。
修理完成伝票の内容
概算見積もりからかなり安くなったものの、思ったより大掛かりの修理となった模様。
- 技術料金 ・・・ 12,000
- 部品代 ・・・ 965円
- グリップラバー 700円
- 基盤ユニット(MAIN) 27,370円→265円?
- 運送諸費用 ・・・ 1,500円
- 合計 ・・・ 14,465円
- 税込合計 ・・・ 15,622円
CFピンだけの交換だと思っていたら、基盤ユニットごとの交換だったみたいですね。
それにしても基盤ユニットの部品代が、27,370円から265円になるってドウイウコト??
96%OFF!!じゃないですカァァァ!
あ、いや、嬉しいよ?嬉しいんだけど、えっ?なんか、ちょっとこうおかしく・・・ないよね。おかしくないよ、おかしくない。オーケーオーケー。よし、気にしないでおこう。大丈夫、ありがとうキヤノンさん。
ラバーの張り替えと同時に、ボディも丸ごとクリーニングしていただいたようで、新品のようにピカピカです!手にした時とても気持ちイイ!
ありがとうキヤノンさん、さっきはゴメンね。
CFのピン折れに関しては連絡事項がありました。そのまま転記します。
CFカードスロット内部のピンが変形していたことから、お客様がお持ちのCFカードのピン穴が変形している可能性がございます。CFカードのピン穴が変形した状態でカメラに挿入すると、再度故障(ピンが変形)する可能性がございますので、CFカードのピン穴の状態をご確認くださいますようお願い申し上げます。
今一度確認してみたのですが、私のCFカードにはそれらしき異状はみられませんでした。
繰り返しになりますが、その後も他の機種で問題なく使えております。
でも、それだけ注意して扱わないといけない部分だということがわかりました。
ちなみに私は当初からメモリーカードに関しては、すべて新品を購入しております。
『せっかく撮った写真が理不尽に消されるというリスクを減らしたい』ということが一番の理由です。
メーカーも、プロの写真家から高い信頼を得ている(らしい)、SanDisk(サンディスク)社を使用しています。
今回の問題からも、『よくわからないブランドのCFカードとか中古で購入したCFカードを、何も考えないでパッとさすのは危ないんだな。』と感じました。
まとめ
修理に至った経緯はとても残念だったのですが、キヤノンさんのサービスには感動しました。
らくらく修理便のサービスに始まり、状況に応じた提案(グリップラバーの件)も素晴らしかったです。オーナーのことを考えているんだなぁという印象。
手元に届いたカメラもピカピカで、さらに愛着が湧いてきます。
キヤノンさんのホームページにもこのように書かれていました。
お預かりした時よりも美しくが基本です。
引用元 : キヤノンサービス HP
お支払いした金額以上の価値をいただきました。
キヤノンさんありがとうございます。
売却したらゴメンナサイ。