子供が産まれてイベントごとが増えてくると、何かとビデオカメラの出番が増えてきます。
そうなってくるとビデオ雲台もいろいろ気なってくるわけですよ。
ビデオ雲台沼に片足を突っ込みかけているともつゆ知らずに。。。
ビデオカメラ雲台は一家に一台あると重宝します。(沼にハマった人の発言)
ビデオ雲台で撮影を使うと、快適に撮影できるだけでなく、プロが撮ったようなワンランクアップした動画が出来上がるのです。
イメージとしてはこんな感じ。
どうでしょう、イメージ伝わりましたか?運動会とかで活躍できそうですよね。
ビデオカメラ撮影のスキルが、ワンランク上がったような仕上がり。
後で見返す楽しみも増え、家族からも喜ばれることうけあいです!
今回は私が実際に使ってみた雲台の中から、家庭用ビデオカメラでも使えるビデオ雲台をご紹介したいと思います。
雲台を選ぶ上でこだわった要素
ご紹介する前に、オススメの3商品を選ぶ上でこだわった要素を挙げておきます。
オイルフリュード機構
定速で滑らかにジワ〜っと動くあの感じは、一度覚えてしまうとクセになります。
動画撮影には欠かせません。オイルフリュードであるだけでプロっぽく撮れます。
カウンターバランス機構がある
ビデオカメラを傾けた状態で手を離しても、ピタッとその場で止まるアレです。
プロっぽくてカッコイイ。
フリクションコントロール機能があったらいいな
その名の通り、フリクション(摩擦)をコントロールして、上下左右に動く軽さ(重さ)を調節できる機能です。
もしくはフリクションコントロール機能に準じた機能が欲しいです。この機能はあったらイイなぐらい。
ビデオカメラから一眼レフ望遠レンズまでに対応できる
我が家でのビデオカメラの出番(三脚を立てての撮影)は、年間を通して片手で数えられる程度。
その為だけに雲台を揃えるのはスマートではありません。
後々は一眼レフでの動画撮影も視野に入れているので、比較的よく使う重量までカウンターバランスが耐えられる性能を求めます。
シチュエーションによっては、スポーツ撮影(写真)などでも使えたらいいなとも考えています。
数値で言えば、カウンターバランス耐荷重が3kgは欲しいところ。
オススメ雲台+αをご紹介
色々ビデオ雲台を試していますが、ここでは3つ(+α)ほどご紹介します。
先に紹介する3点は、全てカウンターバランス機構とオイルフリュード機構を備えています。
Manfrotto / MVH500AH
まずデザインがスタイリッシュでかっこいい!
フリクションコントロール機能は無いのですが、パン・ティルトロックが締め込むと徐々にロックされていく構造なので、フリクションコントロール風に使うこともできます。
何気に便利なのが、サイドロックシステム。プレートを後ろから滑り込ますのではなく、上から片側を押し込むようにすると『カチャ』っとすぐロックします。
雲台から外すときもサイドのつまみを緩めて下に押し下げるとすぐ取り出せます。
『三脚で撮影していて、このタイミングは手持ちにしたい』というちょっとしたタイミングで助かりました。これは便利な機能です。
ただ残念だった点が2点ほど。
1.デカい。ゴツい。
一眼レフカメラを載せるならまだしも小型のビデオカメラを載せると、かなりアンバランスです。見た目のインパクトはあるんですけどねぇ。
2.カウンターバランスが2.4kg固定
私の用途ではかなり使いづらい。小型ビデオカメラの重量が約640gなので、ロングプレートを使ってオフセットでどうにかバランスを取りました。
写真を残していないのが残念ですが、無理をしている感がハンパなかったです。
パン・ティルトロック機能をフリクションコントロール風に使えば、いちおう傾けた状態でも止まります。
GITZO / G2180
前回のManfrotto / MVH500AHで学んだことは、『カウンターバランスは調整できるものがいい。』ということです。
こちらの雲台はカウンターバランスがオン・オフの切り替えができます。全部で7段階に調整可能なので、汎用性は高いです。
またこの雲台もフリクションコントロール機能はないのですが、パン・ティルトロックを使って、フリクションコントロール風に使うことができます。
軽いビデオカメラも、傾いた状態でピタッとしっかり止まります!
もう一息の点は3点ほど。
1.デザインがいまひとつ
私はGITZOの三脚を持っています。機能はさることながら、デザインも大好きです。三脚バッグから取り出すたびに「カッコいいなぁ」と思うぐらいです。
ただこの雲台は、先ほどのManfrotto / MVH500AHに比べるとだいぶ地味な外観です。
三脚のような、機能美的なディティールが見られないんですよね・・・。
ハデハデよりは地味の方がまだいいんですけど、なんかもうちょっとこう、、、なんていうのかなぁ〜。
2.カウンターバランスの耐荷重が2.5kg
ビデオカメラだけでの使用用途だと問題ありません。
フルサイズ一眼レフに望遠レンズ(200mmクラス)が限界ギリギリです。軽めの組み合わせで使うしかありません。
とは言っても、『D810 + バッテリーグリップ + 70-200/2.8』(約2.8kg)の組み合わせを、なぜかバランスとってくれるという、頑張り屋さんでもあるのです。
けど残念ながらこの重量だと、角度によってはカウンターバランスが効きません。カタログ値(2.5kg)を超えた重量なので当然です。
3.雲台とプレートの取り付けがやや手間
Manfrotto / MVH500AHで取り付けが簡単だっただけに、後ろからプレートを差し込んで雲台に取り付ける作業がやや手間に感じてしまいます。
sachtler / FSB 4
ビデオ雲台の雄、sachtler!ハトラー先輩ですよ!
カウンターバランスはオフも含め6段階!
フリクションコントロールあり!
上から『ガチャン』とワンタッチで取り付け・取り外しができます!
もちろん軽いビデオカメラ(640g)でもピタッと止まります!
外観もめちゃくちゃカッコイイ!
オーケーオーケー、ユーは最強ですよ。まいった、まいった。
問題点はただ一つ。
1.高額
私にとっては高額です。
小型ビデオカメラに対してこの金額は厳しい。コストパフォーマンスが悪過ぎます。
でもなー、かっこいいんだよなー。
番外編
Velbon / FHD-43M
コストパフォーマンスに重きを置くならオススメの一品です!
プラスチッキーなので見た目はいまひとつですが、機能性はバッチリです。
パン・ティルトも定速でスムーズに動きます。カウンターバランス機構こそ無いものの、パン・ティルトロックをうまく使えば、ビデオカメラを傾けた状態でもピタッと止まります。
カウンターバランス機構が無いので番外編としましたが、相応に使えるオススメ製品です!
まとめ
機能面が充実しているに越したことが無いのは、言うまでもありません。
ただ機能面が充実してくると、どうしても金額が高くなってくるのが現実です。
機能面とコストパフォーマンスを天秤にかけて、あなたに合ったベストなビデオ雲台を見つけてください。
とりあえずあのヌメッと動く感じを手に入れたいなら、Velbon / FHD-43Mでも十分だと思います。
ちなみに私の利用環境では、GITZO / G2180がベストなのですが、なぜかsachtler / FSB 4が手元から離れようとしません。
ハトラー先輩おそるべし。