写真を撮り始めたのがだいたい2年前。
今年、ついに撮りましたよ、花火。
なんか花火って難しいイメージがあったので、今までなんとなく敬遠してました。
そして今回、実際に花火を撮影してみてわかったんですよ。
・・・花火ってやっぱり難しい。
いや、花火を撮影するだけなら多分誰でもできると思うんですよね。
ピントを合わせて、絞りとかシャッタースピードを設定したなら、あとは待つだけ。
”ボンッ”ってなったらシャッターを押して、花火が消えたらシャッターから手を離す。
ほんとそれだけで花火は撮影できました。
でも出来上がった写真を見てみると、なんか違う・・・何かが物足りない。。
花火を撮る上でイチバン大事なポイントはそう、『構図』だったのです。
初心者らしいミスと言われればその通りなのですが、撮影方法とか設定ばかりに気を取られていて、構図をないがしろにしてしまいました。
冷静になって考えてみると、風景写真とかを撮る時って、構図をよく吟味します。
あれと一緒なんですよね。ただ主題(もしくは副題)が花火になっただけ。
まだまだ修行が足りないです。。
花火撮影で構図を決めるのが難しい要因
とはいうものの、花火ってなかなか構図を決めるのが難しいと思います。
決めるのが難しい要因として、主に以下の3点が挙げられます。
- 花火がどこから上るのか
- 大玉(一番大きい花火)はどのくらいの大きさか。花火の上がる構成とか
- 風向きはどうなっているのか
それでは順番にみていきましょう。
1.花火がどこから上るのか。
あらかじめ現地でのリサーチが必要です。イベントによっては、前年度と違う場所から打ち上げられることも十分にありえます。
打ち上げ場所をインターネットで検索しても、出てくる場合はほとんど無いと思います。
現地のスタッフさんや、警備員さんなりに確認するのが確実です。
例えば、何時間も前に現地入りしてセッティングも構図もバッチリの状態だとしましょう。
さぁ、いよいよ花火が上がります!
・・・”ヒュ〜〜〜・・・パァァン!”
みたいなオチは、失笑もんですよ。
皆さんは私のようにならないでください。
ちなみに私の隣にいた2人組も、私がレンズを向けていた方向を見ていました。
私がレンズを向けている方向を見て、同じ空を見ていたのはほぼほぼ間違いありません。
1発目の花火が上がった時に2人組から発された「はぁっ?ここやっしー(「ここじゃん」の意)あははははー!」という会話が、今でも耳から離れられません。アーメン。
2.大玉(一番大きい花火)はどのくらいの大きさか。花火の上がる構成とか
これに関しては、『経験』である程度は把握できるようになるのかなと思います。
花火を鑑賞する感覚とはまた違う感覚が必要になるのかな、という印象です。
写真に収めるわけですから、言うまでもなくファインダーの中に花火を収めなければなりません。
思ったより大玉が大きく広がってフレームアウトしてしまった!
慌てて再度構図を変更、ピントや設定も・・・。みたいなことも起こってしまいます。
もちろん意図的にフレームアウトを狙っているなら問題なしです。
ある程度予測できる方を除いては、思い切って広めに撮っておいて後から『トリミング』がベターです。
初めて写真を撮る方は、あわよくばトリミングをしなくても済むように。。。という気持ちは抑えて、撮影にのぞんだほうがいいのかもしれません。
そしてこちらをご覧ください。
最初、真ん中の場所だけで花火が上がっていたんですよね。
「よし、縦構図だ!」と急きょ変更した後に、両サイドからも花火が上がり始めるという図。
レンズのワイド端でもフレームアウトする始末です。
結果、構図も中途半端になるという。
花火の構想もしっかりイメージしながら、構図は組み立てていきましょう。
もしイメージがわかないようでしたら、『今回は縦構図でこの場所から上る花火だけを撮る。』とか『今回は横構図で全体的に撮る』みたいにあらかじめ決めておくといいでしょう。
慣れないうちは始まった後で、ガチャガチャ構図は変えない方がいいかもしれません。
そう、皆さんは私のようにならないでください。
3.風向きはどうなっているのか
風下だと花火の煙が撮影の邪魔をしてしまい、花火が煙で霞んでしまいます。
撮影場所は風上を選びましょう。
・・・とは言っても、その時に風向きが変わってしまうことも十分にありえます。
こればっかりは運の要素も必要かな。あなたの日頃の行いが試される時ですね。
まぁ今回、私は大丈夫でしたが。”ドヤッ”
風向きは、直前までアプリなどでチェックしておきましょう。
まとめ
総体的に『経験』があれば、とりあえず大きな失敗は免れるのではないかという感じです。
花火を撮る機会ってある程度限られてくるので、極力失敗は避けたいもの。
この記事を読まれている方は、わざわざ私と同じ経験(失敗)をする必要はありません。
ぜひ参考にしていただき、失敗しない花火撮影をしてくださいね。
花火のレタッチ(合成)についても書いています。